hide'sロードバイク工房

ロードバイクのメンテナンスについての情報発信

安全のために!ディスクブレーキのNGメンテナンスと正しい洗浄のやり方

どぉも! hideです!

 

今回は

 

ディスクブレーキの
メンテナンスについて
お話しします!

 

これから購入を考えている方や
もうすでに所有している方もいるかと
思います

 

各メーカーもディスクロードモデルの
割合が多くなってきていて
今後もディスクブレーキ化は
進んでいく傾向にあります

 

制動力が非常に高く
高いパフォーマンスを発揮してくれる
「ディスクロード」

 

そのパフォーマンスを
維持させるのも低下させるのも
メンテナンス次第で決まってきます

 

ブレーキというパーツは
整備不良があった場合
命にかかわる重要なパーツです

 

「やったことがないから不安だ・・・」
と、こんなことにならないように
今回の記事ではNGメンテナンスと
正しメンテナンスのやり方について
紹介していきます

 

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

⚫️ディスクブレーキ
NGメンテナンス

パーツを無駄にしないためにも
まずは、NGメンテナンスからの
紹介になります

 

  1. パーツクリーナーでの洗浄
  2. 洗浄用具の使いまわし
  3. 洗浄する順番

 

上記の3点になります
順番に説明していきますね

 

 

 

1、パーツクリーナーでの洗浄

ホームセンターなどで簡単に手に入る
「パーツクリーナー」
その多くが成分に油分が含まれています

 

油分を取り除こうとしているのに
実は油分をかけているという
恐ろしことになってしまいます

 

ディスクブレーキ回りの洗浄には
油分を含まない中性洗剤か
ディスクブレーキ専用のクリーナーを
使用しましょう

 

パーツクリーナーの染み込んだ
ブレーキパットは基本的に再使用不可となります

 

 

2、洗浄用具の使いまわし

チェーンやフレームなどの
油分が付いたパーツの洗浄、拭き上げをした
スポンジや布でディスクブレーキ回りの
洗浄をしてしまうと、その洗浄用具についている
油分がディスク、パットに移ってしまいます

 

ディスクブレーキ周りに使う用具は
その他のパーツを洗浄する用具と
使い分けるようにしましょう

 

 

3、洗浄順番

ブレーキ回りの洗浄は1番最後にしましょう
チェーンやギヤの洗浄や注油をする際
どうしても汚れや油分が飛散してしまいます

 

せっかくブレーキの洗浄をしたのに
その後にチェーンやギヤを洗浄してしまうと
飛散によってディスク、パットに油分が
再付着してしまいます

 

飛散を防ぐためにも画像のように
カバーを取り付けてからの作業をオススメします

 

 

⚫️ディスクブレーキの
洗浄方法

 

ここからはディスクブレーキの
洗浄方法について説明していきます

 

ブレーキのディスクとパットを
洗浄することで得られるメリットは
次の3点あります

 

  1. 制動力の向上
  2. ディスクとパットの摩耗の防止
  3. ブレーキ時の音鳴りを防止

 

ロードバイクに乗っていると
雨の日や路面に水が残っている
場面に遭遇します

 

この時に路面からの砂や油分が跳ね上がり
ディスクやパットに付着します

 

この状態で乗り続けてしまうと
ディスクの摩耗を早めたり
パットに油分が染み込んでしまい
ディスクブレーキのメリットの一つである
制動力を100%発揮させることが出来ません

 

また、ブレーキを使い続けることで
少しずつパットのカスが溜まって
キーキーと嫌な音が出てきます

 

以上の理由から
こまめにディスクブレーキの洗浄を
行うことを強くオススメします!

 

 

⚫️ディスクの洗浄方法



1、砂などの異物がディスクに
付着したままスポンジで擦ってしまうと
ディスクに傷がついてしまい
制動力の低下につながってしまうので
まずは水でディスクに付着した砂などを
洗い流します

 

2、水で異物を洗い流した後に
油分を含まない中性洗剤か
専用のブレーキクリーナーを吹き付け
スポンジで洗浄します

 

3、水で洗剤を洗い流し
きれいな布なので水分を拭き取れば
ディスクの洗浄は完了です

 

 

⚫️パット・キャリパーの洗浄方法

ディスクの洗浄が終われば
次はパット、キャリパーの洗浄です

1、キャリパーからパットを外す

キャリパーの横に刺さっている
ピンを抜いてパットを取り外します

 

キャリパーにディスクが入っていない状態で
ブレーキレバーの操作をしないように
ディスクを入れる際に入らなくなります

 

 

2、キャリパーを洗浄する

ディスクと同様に中性洗剤か
専用クリーナーを使って
専用の用具(ブラシなど)を使い
洗浄していきます

 

洗剤は必ず「中性洗剤」を使用しましょう
「弱アルカリ性」だとキャリパーのシール類を
劣化させてブレーキオイル漏れの原因になります

 

 

3、キャリパーから水分を拭き取る

洗浄が終わった後は
ディスクの時と同じく
きれいな布で水分を拭き取って完了です

 

外したパットの残量を確認して
下記の図まで減っていれば
早めに交換しましょう!

 

 

 

まとめ

 

ディスクブレーキ車は
ディスクを洗浄するだけでも
制動力は大きく向上します

 

ブレーキは安全に直結する
重要なパーツです
大きな事故や怪我を防ぐためにも
少し手間をかけて洗浄してください

 

まずはアナタの愛車の
ブレーキキャリパーを確認してみましょう!

 

黒いカスがたまっていたなら
あんたの愛車の制動力は落ちていまよ!